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2015年1月

2015年1月23日 (金)

「あなたの国のビジュアルノベルは素敵だね」そう抱きすくめられるかのようだろう だがその指は命を奪う急所にかけられるだろう『Analogue:A Hate Story』

Dadad

 スクリーンショットだけ見ればそれはシンプルだし、キャラクターデザインもどこかぎこちなさがある。偏見を丸出しにしていえば日本のビジュアルノベルのムードを追いかけた海外によるものなんて印象に当てはまってしまう。でも若干の稚拙さは、ビジュアルノベルやらラノベアニメゲームの大手たる日本からすれば無償の愛のような感じすらするだろう。 

 だが蓋を開けばその印象は瞬く間に掻き消える。海外側からの無償の愛のようなムード、しかしその中身は、おそらくは日本のビジュアルノベルシーンの急所を立て続けに刺しているみたいだからだ。

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2015年1月19日 (月)

「三上真司はサバイバルホラーの父」それは嘘の可能性「サイコブレイク」

Mm

2014年書き忘れ記事その2

 「まるで過去の記憶がまざりあっているみたいだ」そんなセリフ(ごめん、うろ覚え)を登場人物にしゃべらせているように、過去の三上真司のディレクションした「バイオハザード」シリーズの要素から、近年のTPSの流れに参入した「ヴァンキッシュ」のようなフォームまでを総括したゲームデザインとなっている。

 

 ところがそうした過去を総括したようなデザインであるがゆえに、一つの大きな疑問がゲームを進めていく中で湧き上がってくるのだった。それはシンプルに「三上真司ってサバイバルホラーの父、創始者とかゲームメディアは言ってるけどこれ本当かよ」という疑問だ。

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2015年1月12日 (月)

ビデオゲームのキャラの死と、クリエイター自身の死の体験の二つが交錯する煉獄「Continue?9876543210」

2014年書き忘れてた記事お蔵だしその1

 プレイヤーの操作するキャラクターがゲームに敗れた際に「continue?」の表示が現れるのはアーケードゲームが主で、そこからさらに課金させるためプレイヤーに続きを遊びたいかどうか10秒間の猶予を与える仕掛けだ。しかしこの10秒間の中には完全な敗北から、さらには死といったイメージを受け入れるかどうかということさえ暗に感じさせてきた。それはドラマなどでよくある臨終を迎える人間の心拍数が低下していくという紋切り型のシーンと繋がるからかもわからない。


 ビデオゲーム上の死のイメージを「ゼルダの伝説」をはじめとしたアクションRPGの構造にて表現した「スキタイのムスメ」に影響を受けたという本作「Continue?9876543210」はそうしたアーケードゲームの構造での死からスタートしている。

 ところがこれはビデオゲームのプレイアブルキャラの死をメタフィクショナルに眺めたものというだけではなく、そもそものクリエイター自身が死にかけた体験というのまで同時に反映されているというプライベートの部分まで混ざりこんでいる。ジャンルの俯瞰だけではなく自らの感覚さえビデオゲームとして俯瞰してみせているという二重性を孕んでいる異形の作品なのだ。

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