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2014年11月

2014年11月21日 (金)

本当のホームズは空虚な闇だらけの現実を生きる 「Sherlock Holmes: Crimes & Punishments」レビュー

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 シャーロックホームズは古典的で、典型的で、もはや面白味なんて決まりきったはずの探偵のキャラとそこまで思い入れの無いオレなんかは思っていた。この世にはシャーロキアンと呼ばれる「ホームズの存在をいかに実在の人物のようにディテールを詰めて解釈できるか?」みたいなマニアックな楽しみ方をしてる人々がいるのはわかるが、基本そこまで掘り下げては知らない。(そういうのはやや古い話だが「磯野家の謎」みたいでそこまで好きじゃない)

 
 しかし現代はそんな古典的キャラクターの再解釈というのは常に常に進んでいるわけで、たとえばアメコミの世界などは古典的で典型化したはずのキャラ像を常に更新し続けている。スーパーマンやスパイダーマン、そしてバットマンなどはその当時当時のライターの作家性や映画監督の切り口によって新たな姿を見せているわけだ。

 そうホームズも近年ではドラマ「SHERLOCK」「エレメンタリー」といった(ほんとに舞台までも含め)現代解釈が進められ、そこでは典型的なそれじゃない。フィーチャーされるのはホームズの人間性や精神の欠陥であり、その裏打ちとしての強烈な推察能力というディテールだ。

 今回のSherlock Holmes: Crimes & Punishments」はそんなホームズというキャラクターの現代ならではの解釈が為された姿だ。そこにあるのは、すでに類型化されたどんな事件も解決してしまう探偵像というよりもホームズの現実への冷たい目線、実態の見えない感情といった人間性そのものの恐るべき空白だ。
 

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Author: EAbase887

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