« 2014年6月 | トップページ | 2014年8月 »

2014年7月

2014年7月18日 (金)

もぐらゲームズ様に過去のツクール再評価企画「パレット」レビューを寄稿させていただきました

Image012380x280

 前回に現代のインディーゲーム勃興のなかで「洞窟物語」が特筆して伝説になっていった流れに関して書きましたが、もしかしたらそれは時代の偶然も重なっての必要以上の評価も為されているのではないかということでした。

 じゃあ過去にいろんな面でアマチュア作品が高い評価を受けた後に商業化したものの、歴史に隠れた作品というのはあるのだろうか?ある種今に繋がるものはあるのだろうか?ということで、過去にツクールのコンテストでグランプリを取り商業化されたものの、限定的な評価のままになった作品「パレット」の再評価の記事を寄稿させてもらいました。特にインディーゲーム界隈、内面や精神へと降りていく作品が多い現在にこそ、意味が伝わりやすいのではないかと思われます。ということでこちらです。

精神科医となりクライアントの記憶へと降りる旅路。アマチュアから商業へのステップを早く実現しながら歴史の影へ消えたツクールの名作『パレット』レビュー

 

 

2014年7月 4日 (金)

Watch dogs セカンドインプレッション 監視と管理が逆にオープンワールドに命を付加する皮肉

Watch_dogs_20140629123450_6

キスをするカップルがいる 個人情報にアクセスする 男は脳に障害 女は臓器提供者 二人はどう出会ったのか

 「GTA」シリーズをはじめ大抵の都市型オープンワールドを遊んでいる場合、街中を歩く人々というのは街の空気感やリアリティを感じさせるためのエキストラ程度でしかない感覚はある。ひどく言ってしまえば、車でいくら轢こうがパトカーが追ってくるリスクを生む程度の存在。

 ベゼスダのRPGのようなタイプならば人物一人一人にほぼ話しかけることが出来、一抹の人格を錯覚することが出来るためエキストラ感は薄まる。でもGTA型ではゲームデザイン上なかなかそうしたアプローチは悩んでる感はある。「GTAV」では3人の主人公に加え地図に載らない、半ば突発的に出くわしたように始まる多数のサブイベントを配置することで「この街では一人一人にドラマがありそれぞれの人生を生きている」と次第に錯覚出来るようにしていたと思う。

 「Watch Dogs」は現代の社会リスク回避のための監視と管理を推し進めることへの欺瞞や恐怖みたいなものがそのテーマであるが、皮肉なものでこれまでの都市オープンワールドが無残にしがちであった街に住むひとりひとりに何らかの人生があり、ドラマを持っていてプレイヤーはその瞬間に出会っているという感覚を得られるようになっている……ということはじめゲームデザイン面のセカンドインプレッション。

続きを読む "Watch dogs セカンドインプレッション 監視と管理が逆にオープンワールドに命を付加する皮肉" »

2014年7月 2日 (水)

Watch Dogsファーストインプレッション エイデンとロールシャッハ

Watch_dogs_aiden_pearcehd_wallpaper

エイデン・ピアースが実質的に都市システムを手にしているという、ある種凶悪な全能感を得ることになった理由が、自分の姪を死なせてしまったことによる復讐のためだなんて誰が信じることが出来るだろうか?

 現代のGTA型都市オープンワールドを、監視・情報化社会によって再解釈した「Watch Dogs」。しかし実際に遊んでみると、当然ながら事前の印象と異なることは多い。

 監視と情報化は社会のリスクを軽減し、効率よい運営を目指すためのものだ。「Watch Dogs」のシカゴは2003年に現実に起きた北アメリカ大停電の原因でハッカーによるコンピューターウィルス説を採用し、脅威への対策として街全体を監視することはもちろん、個人情報を収集しインフラまで管理するシステムctOSを構築している。 主人公エイデンはctOSのシステムをハッキングすることで利用している。自身の目的を達成するためにctOSのシステムに介入しながら、そのうちにctOSの裏側に迫るようになる。

 ポイントはここだ。ドラマとして全体主義的な管理システム(悪)に抵抗するレジスタンス(善)という構図自体はオーソドックスである。だが実際に10数時間ほどゲームプレイを行った結果、管理とそのシステムを利用する主人公エイデンという構図に注目が行く。そこにはどこか善悪や正邪、モラルとインモラルの関係の揺らぎが深く、そこにはアメリカンコミックの名作「Watchmen」の主人公・ロールシャッハとスーパーヒーローの善悪と少々重なるのだ。ということでウォッチ繋がりという安易なファーストインプレッション。

続きを読む "Watch Dogsファーストインプレッション エイデンとロールシャッハ" »

« 2014年6月 | トップページ | 2014年8月 »

おしらせ

  • 人気ブログランキングへ
    GAME SCOPE SIZEはWordpressに移行しました。
    新規の記事はこちらからになります。

特集

  • 人気ブログランキングへ  ファイナルファンタジーⅦとクーロンズゲートによる人格分裂・カルト・ネット・世紀末まみれの90年代プレイステーション

    人気ブログランキングへ  デビルメイクライやベヨネッタはどこから来たのか?「スラッシュアクション」仮設の歴史

    人気ブログランキングへ  監視・規制・権力のビデオゲームズ 「ディシプリン*帝国の誕生」から「Watch dogs」まで6選 人気ブログランキングへ  CYBER PUNK VIDEO GAME  2015年の日本産オープンワールド・9つの奇妙なシンクロより生まれる狂気

Share


フォト

Author: EAbase887

AD

無料ブログはココログ