MGSVはGTAV程度には普通に圧勝できる・過去そして未来のオープンワールドデザインの考察
さてツイッターを眺めているとこんな発言が流れてきた。
「GTA V」の新映像を観た!凄い、凄すぎる。この自由度こそ、ゲームの未来!もう他とはレベルが違う。正直、落ち込む。僕らの「V」は、この「V」には勝てない気がする。でも、ロックスターの制作チームは最高。間違いなく、ゲームの可能性を引き上げてくれる。
— 小島秀夫 (@Kojima_Hideo) July 11, 2013
なるほど今の日本のクリエイターの中では屈指の技術進歩の垂直方向へのビデオゲームへのクリエイティビティを持つ氏らしく、特に諸海外のトップレベルの作品と張り合っていこうとしている意見を普段から発しているし、このように高度なゲームデザインには賛辞を贈る。
特に「MGSV」は売りに「オープンワールド化」を置いており、そのジャンルのキングである「GTAV」に対してこのツイートであるからちょっとした話題になったけど、しかしこうは言っていてもオレはというと「GTAV」に「MGSV」は断然勝てると見てる。
もちろんIPの売り上げうんぬんなんてことじゃなく、それはオープンワールドというものとゲームデザインの関係ってことなんだけど、ポイントはハナからオープンワールドというメカニクスの上に、アクションからシューティング、カーレースといった他ジャンルのメカニクスを乗っけてきた「GTA」シリーズのデザインと、ステルスアクションという明確なジャンルのゲームデザインをハードの時代と環境に合わせて進歩させる上で遂にオープンワールド化にまで接触した「MGS」シリーズの比較によって浮かび上がる今のビデオゲームにおけるオープンワールドの変貌ということだ。
その考察と並行しつつ、何を持って、どの点において「MGSV」が「GTAV」に断然勝つと言っているのか?の結論に関してのエントリ。
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